M5StickC Proto Hat向け空気質センサボード(BME688搭載) サポートページ

M5StickC Proto Hat向け空気質センサボード(BME688搭載)

製品概要


M5Stack製 M5StickC Proto Hat にぴったり収まる、Bosch製の小型な空気質センサ BME688(ガス/温度/気圧/湿度)を搭載した小型のブレイクアウトボードです。

はんだ付け不要で、M5StickC Proto Hat の基板と置き換えるだけで使用できます。M5Stack製の以下製品と組み合わせた空気質モニターの用途に最適です。

  • M5StickC / M5StickC Plus
  • CoreInk
  • ATOM Lite / ATOM Matrix + ATOM Mate に含まれる ATOM Hat

また、M5StickC Proto Hatを使用せず、ブレッドボードなどでも使用が可能です。

以下、オンラインストアで販売しています。

関連製品として、本製品との組み合わせに最適な M5StickC Proto Hat用カバー も販売しています。
https://mktechlab.net/m5stickc-proto-hat-cover/

使用例


M5StickC / M5StickC Plus

M5StickC / M5StickC Plus での使用例、カラーLCD を搭載しているため、空気質インデックス(IAQ)/温度/相対湿度などの値に応じて注意レベルを3段階の色(緑/オレンジ/赤)で分かり易く表示したりすることが可能です。
内蔵バッテリーで約1時間の使用が可能です(10秒更新)。

CoreInk

CoreInk での使用例、電子ペーパーディスプレイで見易く、空気質モニターとして最適です。
内蔵バッテリーで約12時間の使用が可能です(1分更新)。

特徴


  • Bosch製BME688 は、コンパクトなサイズで揮発性有機化合物(VOC)や揮発性硫黄化合物(VSC)といったガスの測定、これらガス濃度から空気汚染の指標である空気質インデックス(IAQ)の確認が可能です。
  • M5StickC Proto Hat に収まるサイズのため、M5StickC / M5StickC Plus や CoreInk、ATOM Lite / ATOM Matrix との組み合わせに最適です。
  • M5StickC / M5StickC Plus や CoreInk、ATOM Lite / ATOM Matrix 向けのサンプルプログラムを GitHub で公開しているため、すぐに使用可能でカスタマイズも可能です。
  • サンプルプログラムは、IoTデータの可視化サービス Ambient へのデータアップロードにも対応しているため、過去データの確認も可能です。

用途


  • 空気質インデックス(IAQ)/温度/湿度/気圧モニター
  • 空気質インデックス(IAQ)に応じた換気のお知らせ
  • 空気質インデックス(IAQ)に応じた自動換気システム

M5StickC Proto Hat の基板入替手順


M5StickC Proto Hat 及び、基板の入替の際に必要な M2六角レンチをご用意ください。

まず、M5StickC Proto Hat の背面カバーの M2ネジ2本を取り外し、基板を取り外します。

続いて、元の基板と同じ向きに 空気質センサボードを置きます。

M5StickC Proto Hat への基板取り付け1

背面カバーをはめて M2ネジ2本で固定します。M2ネジは少し固めですが、ネジ穴に対し垂直を保った状態でゆっくり回して固定してください。
※背面カバーのピンヘッダ側が若干浮く場合があります

M5StickC Proto Hat への基板取り付け2

サンプルプログラム


M5StickC / M5StickC Plus、CoreInk、ATOM Lite / ATOM Matrix 用のサンプルプログラムを以下URLで公開しています。必要に応じてカスタマイズしてお使いください。

GitHub: https://github.com/mktechlab/aq-sensor-board-bme688/

仕様


  • 基板サイズ:20.2 x 24.6 x 0.8 mm
  • 外形サイズ:約 20 x 30 x 6 mm
  • ピンヘッダ:8ピン、2.54mmピッチ
  • 入力電圧:2.5V~6.0V(M5StickC / M5StickC Plus、CoreInk、ATOM Lite / ATOM Matrixとの接続時は 3.3V)
  • インターフェース:I2C アドレス 0x76
    ※R5のパッド間を短絡するか、R6のチップ抵抗をR5に実装することで 0x77 への変更が可能です。
  • BME688の仕様
    • ガス:空気質インデックス(IAQ)0~500、二酸化炭素濃度の推定値(CO2 equivalents)、呼気VOC相当量(b-VOC equivalents)他
      ※Boschソフトウェアライブラリ BSEC により算出
    • 温度:精度 ±0.5℃(25℃)、±1.0℃(0~65℃)
    • 気圧:精度 ±0.6 hPa(300~1100 hPa)
    • 相対湿度:精度 ±3%(20~80%、25℃)

ピン配置

ピン番号機能説明
1      NC      
2VIN電源:入力電圧 2.5~6.0V に対応しています
3NC
4SDAI2C データ
5NC
6SCLI2C クロック
7NC
8GNDグランド
ピン配置

回路図

注意事項


  • 医療用途や工業用途、厳密な測定が必要な用途には使用しないでください。
  • センサには触れないようご注意ください。
  • 初めてお使いになる際は安定したデータ取得のために、少なくとも24時間以上のバーンイン(本サンプルプログラムなどでの連続動作)を行ってください。
    バーンイン後の起動時は、センサのデータ(ガスセンサに関連するIAQ、bVOC、eCO2などの値)が安定するまで30分程度かかります。
  • M5StickC / M5StickC Plus、CoreInk、ATOM Lite / ATOM Matrix は付属しませんので、別途ご用意ください。
  • M5StickC Proto Hat の基板を入れ替える際に、M2六角レンチが必要となりますので、別途ご用意ください。
  • M5StickC Proto Hat 使用時の M5 Stack製品への取り付け・取り外しの際など、ピンが曲がったり、折れたりしないようご注意ください。

お問い合わせ先


製品に関するご不明点やご質問につきましては、こちら からお問い合わせください。

資料


外部資料

BME688製品ページ
BME688データシート(PDF)
M5StickC Proto Hat
M5StickC
M5StickC Plus
CoreInk
ATOM Lite / ATOM Matrix / ATOM Mate
外部資料

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